よく「クリエイターになるために何をやっていればいいのか?」という質問があると思いますが、これからのご時世としては全ての職種においてやっておくことがいいのではないか?ということを書いてみたいと思います。
目次
0:考えの多様性を知る
まずは個人のベースとして世の中にはいろいろな考え方があるということを知っておくことです。正直ここが認識できているかできていないのかだけでも学習スピードにも影響を与える要素が大きいです。
偏った見方や考え方が自分自身の「認知」、「捉え方」が歪んだ状態のままだからです。
より深い話をするとメンタルなどの話になりますので詳細は端折りますが、この部分は実はめちゃくちゃ重要です。
重要度:★★★★
1:良い人脈を作っておくこと
次に重要な要素はこちら。
正直よいメンタル、よい師匠、人脈がある環境にいればそれだけで行動もしやすくなるので結果が出やすくなりもします。
良い人脈とは、特に、師匠、メンター、仲間
目標となる人を作っておくことですね。
できれば直接会って、
アドバイスなりがいただける方が理想的。
正直その人の教えを習得できる環境にいるだけで
かなり強くなれます。いろいろと。
重要度:★★★★★
2:現場での経験値
これは少し私の主観が入りますが、できれば数多くの現場体験をしておくことがやはりいいのかなと思います。やはり揉まれている人は強いなと。
揉まれている人はつぶれるか乗り切るのかですが、乗り切れている人はとにかく強い。
未体験、未経験の人は、インターンなどで会社体験職場体験が望ましいですが、難しい場合はいろいろなバイトでもいいと思います。
とにかく仕事なり、制作でも現場の空気や人の感情、その場の空気を体験しておくことだと思います。これはクリエイティブ業務にも役立ちます。
現場での体験でなくても、それに近しい話を聞くことができたり、考察を深めたり、自分でいろいろな体験をしてみる、インタラクティブな緊張感などが経験できるならばそれでもいいと思います。
重要度:★★★
3:学んでおくといいもの
営業、セールス、コピーライティング、
マーケティングを学んでおくといいってこと。
これは会社員としてもそうですし、
独立、起業しても使える普遍的なスキルになりやすいからです。
今までのご時世、仮に上記のスキルや知識、経験がなくてもなんとなくやれてきているケースもあるかと思いますが、できれば上記の要素はもっておいても損はないかなと言えるからです。
いろいろなノウハウもベースとなる知識があることでより効果が高まりますし。
重要度:★★★★
4:専門業務の習得と学習
日本ではゼネラリスト(何でもできる人)の教育や制度が盛んだと思いますが、今のご時世、それでは大変生き残るのが難しいと言われています。
ゆえに、専門職の道を極めることは継続して続けていくこと、そのための基礎を徹底することがとても大事です。それは言うまでもありませんね。
重要度:★★★★
5:ツールに幅広く触れておく、知る
自分で積極的に情報を収集したり、自分で学習をしていく習慣があるかどうかにも相関しますが、同じようにいろいろなツールにも触れておくことも大変重要です。
特に、新しいツールになれるまでには時間がかかりますが、いざそれがスタンダードになってきた場合など、相対的にアドバンテージを背負う事例も多くでてくると思います。
また、年齢を重ねるほどに人間は何か新しいことをしようとすると、面倒くささは増してきますので、今が一番若い時にいろいろなものに触れておきましょう。
とはいえ、基礎が8割、ツールが2割のイメージで基礎の方を徹底しましょう。
重要度:★★★
備考:機材やソフトは投資をしよう
デザインソフトなんかは典型例ですがとにかく高い。しかしながらこの高いツールをいろいろと使えるだけでもかなりいろいろな知識も身につきますし、いいツールを選べる可能性も高くなるからです。
高いかもしれませんが、将来的に高い収益を上げたいのならば、誰よりも興味を持ち、いち早くツールを使いこなし、いいところ悪いところなどを体験できた方が圧倒的に強くなれます。
私が見てきた、関わってきたゲームデザインの現場では、3ds MaxからMayaに以降できずデザイナーとしてのキャリアパスが明確に分かれた人を多く見てきました。
物凄い無理をして買いましょうとはまでは言いませんが、ある程度の機材、ソフト投資も必要だと思います。